初詣合格祈願基本情報技術者講座 表現能力
話し方の技術
情報処理技術者といえども、いつもコンピュータに向かっているわけではありません。自ら作成した提案書や企画書を通すためには分かりやすく説明できる力が必要になります。ここではその話し方の技術やその関連用語を紹介します。
- プレゼンテーション
販売や会議における説得力のある説明の技法です。従来はスライドや写真などが使われることが多かったようですが、今ではプレゼンテーション用のソフトが多く使われています。
- ボディランゲージ
ノンバーバルコミュニケーションともいいます。ノンバーバルとは非言語的なという意味で、ジェスチャーや表情などで意志を表現する方法です。
- バズセション方式
グループに分かれて討論する方式です。
- アイコンタクト
伝えたいことが聞き手にうまく伝わっているかどうかを目や視線で確認する方法です。
- レビューミーティング
レビューとは批評するという意味で、批評会議のことをいいます。
- 三段論法
序論、本論、結論の三段がまえの論法です。
- 3C
Concise(簡潔な)、Clear(明快な)、Correct(正確な)の三つの頭文字をとったもので、上手な話し方の基礎です。
- 抑揚・めりはり
効果的な話し方の技術の一つです。
- キーパーソン
集団の中での意志決定に際して影響力の強い人のことです。
- OHP
透明フィルム上に書かれた文字や図をスクリーンに拡大映写する装置です。 OHPを利用しての説明で効果的な方法は次のものがあります。
- オーバレイ方式:何枚かのOHPシートを重ねながら表示する方式
- マスキング方式:OHPシートの特定部分を覆い隠して表示する方式
- ストリップ方式:何枚かのOHPシートを重ねておいて徐々にとりながら表示する方式
- フリップチャート
説明用の掛け図のことです。
文書の書き方
文章の書き方も企画書などを書く上で重要な部分なのでしっかり覚えておきましょう。
- 読む人の関心やニーズ、悩みや知識レベルを十分考慮する。
- 短い文章にする。(60字以内)
- 漢字を多用しない。(文章自体の30%が目安)
- 5W1H(When,Where,Who,What,Why,How)を入れた具体的な表現をする。(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)
- 修飾する言葉と修飾される言葉をはっきりする。
- 主語と述語の関係をはっきりさせる。
- 正しい日本語(漢字、送りがな)で表現する。
- 引用する図やイラストなどを工夫する。
- 文章を書き上げたらしばらくしたあとで推敲する。
ビジュアル表現の技術
<グラフ表現>
プレゼンテーションなどでよく使うグラフについて説明します。
- 円グラフ
パイグラフともいい、構成要素の内訳や構成比を表すのに適しています。
- 線グラフ
時系列変動や時間的推移を表すのに適しています。
- 棒グラフ
大小比較や順位付けに適しています。
- 分布グラフ
要素の分布状態や相関関係の把握に適しています。
- レーダチャート
項目間の相対的なバランスを見るのに適しています。クモの巣に似ているのでクモの巣チャートとも呼ばれます。
<図解表現>
データの関連性などを調べる図について説明します。
- 円交差図解
項目間の関係を表すのに適しています。
- 二軸法図解
二つの特性に対する項目間の相関を判断します。
- 網目図解
要素間の関連性を表します。
- データフロー図
双方向の関係を示します。
- ダイヤモンド図解
全ての要素との相関を示します。
- 拡散図解
項目の細分化に適します。
- 焦点図解
いくつかの事象から結論を導き出すプロセスを図示します。
- 系統樹図解
システムの構造を体系的に表現するのに適しています。
- Jチャート
評価チャートともいい、互いに関連のある四つの特性から総合評価をするのに適します。
- SDチャート
調査結果を結びその形状で全体を判断するときに適します。
- ガントチャート
日程管理図ともいい計画日程と実績日程を対比しながら工程を管理します。
- 特性要因図
原因を体系的に整理しまとめた図です。魚の骨のような形をしています
- デシジョンツリー
意志決定に至る過程と予測される結果を単純化して 示す図です。
- KJ法チャート
日本庭園型図解ともいい、自由な線で関連性を表した図です。
初詣の縁起物のランキングは1位おみくじ、2位お守り、3位破魔矢、4位お札、5位だるまです。