初詣合格祈願基本情報技術者講座 産業社会と情報化2
ビジネスシステム
<財務諸表>
企業会計は、企業の経営活動を、貨幣額によって登録し、計算し、報告します。決算時に作成される会計情報を一般に財務諸表といいます。財務諸表には主に次の二つがあげられます。
貸借対照表
資産の各項目と金額を左側(借方)に、負債と資本の各項目と金額を右側(貸方)に記入した表で、貸方は、どのような方法で資金を集めたかを表し、借方はその資金がどのような形で利用されているのかを表します。
損益計画書
貸借対照表に利益又は損失として一括示されたものの明細を説明する表で、一定期間の経営成績を示すものです。
<経営分析>
その企業が健全に経営されているか否かを監視し、又、予定した成果をあげたかを監視するために、主に会計情報をもとに経営分析をする方法として次の三つの方法があります。
財務諸表分析
財務諸表をもとに行う分析で、収益性分析と流動性分析があります。
損益分岐点分析
収益とそれに要した費用が同額になる点を損益分岐点といいます。損益分岐点以上の売り上げがあってはじめて利益を得たということになります。
付加価値分析
付加価値とは、企業の販売額又は生産額からそれに要した外部からの購入物品や用役を差し引いたもので、企業が新たに生み出した価値のことです。
<OAシステム>
オフィス業務におけるコンピュータの利用を、OA(オフィスオートメーション)といいます。そのOA化のメリットとして次のものがあげられます。
事務処理の合理化と効率化
事務処理に要する熟練度の軽減
事務処理に要する人件費の軽減
取り引きコストの低減
<流通情報システム>
流通業や製造業で主に使用されているシステムにはPOSシステムとEOSがあります。
POSシステム
Point Of Sales(販売時点情報管理)の略です。このシステムは販売時点で、各商品についてあるバーコードを光学式のバーコードリーダで読み取り、単品別に収集した販売情報などをコンピュータに送りこれらを処理し、加工して有効利用できるようにした経営情報システムです。コンビニをイメージすると分かりやすいと思います。
EOS
Electric Ordering Systemの略です。製造業においての受注発注業務をコンピュータ利用して自動化するシステムのことです。
社会システム
<オンラインシステム>
オンラインシステムの形態には次の3つがあります。
オンラインリアルタイム処理システム
端末から送られたデータをホストコンピュータが要求された時間内に処理して返送する方式
オンラインタイムシェアリングシステム
ホストコンピュータの処理時間を端末で分割して使用するシステムで、各ユーザはあたかもホストコンピュータを占有しているかのように利用することができます。
オンラインバッチ処理システム
端末から送られた大量のデータを、ホストコンピュータで一括して処理し、結果を端末に返送するシステム
<銀行POSシステムとカードシステム>
銀行POSシステムとは先ほどででてきたPOSシステムと要領は同じですが内容が違うので注意して下さい。銀行のPOSシステムは、コンピュータと企業の端末を通信回線で結び、売上代金を顧客の預金口座から企業の預金口座に付け替えることによって、自動的に代金を回収するシステムです。このシステムに関連して次のようなカードシステムが実用化されています。
ポイントカード
会員の買い上げ金額に応じたポイントを累積記録し、ポイント額に応じたサービスを提供するカードシステム
プリペイドカード
テレホンカードのように代金を前払いして使用するカードシステム
クレジットカード
使用限度額や信用度のチェックを行い、銀行口座から後日決済するカードシステム
正月のおせち料理 に使われる食材について使われるいわれや意味を解説します。