コンピュータシステムの性能と信頼性
<RASIS>
これは、コンピュータシステム全体の優劣を評価するものでRASIS(ラシス)と読みます。このRASISは次の言葉の頭文字をならべたものです。
<稼働率>
稼働率とは、使用可能性を示す数値で、MTBF(平均故障間隔)とMTTR(平均修理時間)から求めることができます。この数値が大きいということは平均故障間隔、すなわち故障しないで使える時間的な割合が大きいということになります。
その計算式は次の通りです。
システムの稼働率A=MTBF/(MTBF+MTTR)
逆に故障率は、次の式で求められます。
故障率α=1−A(システム稼働率)
また、単位時間当たりの故障率は次の式で求められます。
単位時間当たりの故障率λ=1/MTBF
<直列システムの稼働率の計算方法>
直列につながれた各ユニットの稼働率を調べるには次の式を使います。
全体の稼働率A=A1*A2*A3*・・・An (n=直列につながれているユニット数)
<並列システムの稼働率の計算方法>
並列につながれた各ユニットの稼働率を調べるには次の式を使います。
全体の稼働率A=1−(1−A1)*(1−A2)*(1−A3)・・・(1−An) (n=並列につながれているユニット数)
<直列、並列が混ざったシステムの稼働率の計算方法>
(直列に1つ、並列で2つつながっている場合)
全体の稼働率A=A1*(1−(1−A2)*(1−A3))
クライアント/サーバシステム
<クライアント>
クライアントとは原則的にサービスを受ける側のことをいいます。一般的にクライアントとなるのはパソコンになります。
<サーバ>
サーバとは、個々の資源を管理するとともに、クライアントからの要求に応じるプログラムまたはシステムのことをいいます。サーバには次のような独自の機能を持つシステムがあります。
マルチメディア処理システム
<マルチメディア>
マルチメディアとは、ディジタル技術を元に文字情報・静止画・動画・高品質音声など、様々なメディア(媒体)を統合して、表す総称のことです。以下にマルチメディアの代表的なものを示します。
初詣、お正月に関する逸話、昔話を10話紹介します。