初詣合格祈願基本情報技術者講座 情報処理システム1
情報処理システムの種類
<バッチ処理>
ある期間内に集められたデータやプログラムをまとめて処理する方式です。例えば給与計算など、同一処理を行うデータを、一定量あるいは一定期間まとめてから処理を行います。 特徴としてはコンピュータに仕事を依頼してからその結果が得られるまでのターンアラウンドタイムが長くなるということがあげられます。
バッチ処理は処理データの入力方法により次の二つに分類されます。
- リモートバッチ処理
コンピュータへの入出力を遠隔の端末から通信回線を通して行うバッチ処理です。
- センタバッチ処理
コンピュータへの入出力を計算センタ内で行うバッチ処理です。
<オンライントランザクション処理>
トランザクションとはコンピュータの世界の用語だと、「意味のある処理単位」という意味で、コンピュータで処理するための入力データなどのことを指します。よって、このオンライントランザクション処理とは、業務上発生した取り引きデータ(トランザクション)が、そのつど端末装置からセンタのコンピュータに入力され、コンピュータが処理結果を端末装置に返す処理のことです。
主な例は銀行の預金や払い戻し、乗り物の指定席割り当てなどです。この処理ではセンタのデータベースの紛失や故障が起きても回復できるような対策が施されてなければなりません。このような、要求に即座に対応できる処理をリアルタイム処理といいます。
<タイムシェアリング処理>
ホストコンピュータの処理時間を単位時間に細分割して、各端末に割り当てることにより、多数の端末利用者が同時に同一のホストコンピュータを使用できる方式をタイムシェアリング処理といいます。
この方式の特徴は、利用者がホスト機と会話形式でプログラムの作成、実行を行う事ができるということです。
システムの構成法
コンピュータのハードウェアの構成法には以下のものがあります。
- シンプレックスシステム
一台のCPUで構成されたシステムのことです。
- デュプレックスシステム
2つのCPUを主系と従系にわけ、主系のCPUでオンライン処理を、従系のCPUでバッチ処理を行い、故障時には切り替えて処理が続行できるようにしたシステムです。これによりシステムの信頼性は高まります。
- デュアルシステム
2台のCPUで同じ処理を行い、互いに結果をチェック(クロスチェック)し合うシステムです。1台が故障した場合は残りの1台で処理を続行できるという信頼性の高いシステムです。
- マルチ(多重)プロセッサシステム
主記憶装置を共通とした多数のCPUを使用したシステムで、故障したCPUは切り離すというやり方です。
- ロードシェアリングシステム
メッセージの種類により処理を別々のCPUと主記憶の系に振り分けるシステムです。
- タンデムシステム
主記憶装置を共通とし、いくつかのCPUを直列にして、処理内容により担当のCPUを振り分けるシステムです。
上のシステムはとても特徴の似たシステムがあるので(デュアルとデュプレックスなど)かいてあるのを参考に違いを見極めて下さい。
デュアルシステムとデュプレックスシステムにはコンピュータシステムに故障が生じてもシステムの性能を低下させないで正常に続行できるという対策が取れます。これをフェールセーフといいます。
マルチプロセッサシステムとロードシェアリングシステムにはコンピュータシステムに故障が生じたときシステムの性能は低下はするが、ある程度の処理を実行できるという対策が取れます。これをフェールソフトといいます。
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